ホラー映画が苦手な人は、流血シーン・殺人シーンなどが怖くて見れないという方々が、大半を占めるかと思います。
そこで、流血・殺人シーンがほとんど無い、むしろ感動したり笑える映画について、5作品紹介したいと思います。
ホラーというより、ファンタジー色が強い映画です。
ですが、幽霊が出てくるという事で、あえてホラー映画としての紹介としました。
メイン州にあるオンボロ屋敷、ホイップスタッフを大富豪の父から相続した強欲な娘のキャリガン。
その内容に納得できなかった彼女は権利書を暖炉に投げ込むが、宝が隠されているという文字が浮かび上がり、
キャリガンと弁護士のディップスは宝を求めて屋敷へ向かう。だがそこには幽霊が住んでいた。
キャラガンは幽霊を追い出すべく、幽霊専門のカウンセラー、ハーヴィ博士と娘のキャットを呼び寄せる。
だがそれは、友達が欲しくて仕方が無い屋敷に住む幽霊のキャスパーの作戦だった。
屋敷に住む幽霊はキャスパーの他に”3人のおじさんたち”がいた。
キャスパーをこき使い悪さばかりする彼らは、博士とキャットを追い出そうとする。
転校ばかりで友達がいなかったキャットとキャスパーは友情を育んでいく。
そして亡き妻アメリアの幽霊を捜している博士は”3人のおじさんたち”を成仏させるため、必死にカウンセリングを続ける。
キャットのおかげで生前の記憶を取り戻したキャスパーは、発明家の父が残したという蘇生機”ラザルス”の事も思い出す。
だがそこを覗き見ていたキャリガンとディッブスが1人分しかない蘇生液を盗み出し、宝を手に入れようとしたキャリガンが
幽霊となってしまう。よみがえろうとするキャリガンの幽霊をやり込めたキャットとキャスパーだったが、
偶然の事故によって幽霊になった博士が現れ、キャスパーは選択を迫られることになる。
この映画も、ホラー映画なのか?と思われる方おられますが、あえて紹介します。
昔ながらの“お化け退治”物語を、ふんだんなSFXとコメディ・タッチで復活させた娯楽作。
大学で超常現象の研究を行う三人の科学者が、援助を打ち切られたために幽霊退治の商売に乗り出す。
彼らの活躍が次第に広がる中、マンハッタンの高級マンションに住む女性の周りに奇怪な現象が起き始めていた…。
クライマックス、破壊神ゴーザとの決戦シーンに至るまでリチャード・エドランドのSFXは快調、
ユニークな登場人物によるドラマ部含めて肩の凝らない、いかにもハリウッドらしい作品になっている。
レイ・パーカー・Jrによる主題歌も一世を風靡した。
パイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウ役などでおなじみ、
ジョニー・デップ主演のラブ・ファンタジー映画です。 大切な人と一緒に見るのもいいかな・・・と思います。
余談ですが、DVDソフト版の日本語吹替えでは、ジョニー・デップ演じる人造人間エドワードの声を、
今でも一番好きな声優さんである、塩沢兼人さん(2000年5月に旅立たれましたが・・・)が演じられています。
エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、
彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、
顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。
心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、
写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまう…。純真無垢な心を持つエドワードは
キムに恋をするが、哀しいかなハサミの手をした彼には彼女を永遠に抱く事は出来ない……。そんなおかしくて哀しくて美しいラブストーリーを、詩的で夢幻的世界で描いた傑作です。
ほのぼのファミリー映画とバイオレンスなゾンビ・ホラーを組み合わせた斬新な設定と痛烈な風刺が評判を呼んだ
カナダ産の異色ブラック・コメディ。50年代アメリカの古き良き平和な郊外住宅地を思わせるのどかな街を舞台に、
特殊な首輪でペット化したゾンビと孤独な少年が次第に友情を育んでいくさまと、
そんな2人が巻き起こす大事件の顛末を、現代社会への皮肉を盛り込みつつハートフルかつ過激に描いていく。
かつて地球では何かの拍子にゾンビが大量発生し、人間を襲い始めた。ゾンビ戦争と呼ばれたゾンビと人間の戦いは
長きにわたったが、ゾムコン社が開発した特殊な首輪が、そんな人間の危機を救った。
その首輪をはめたゾンビはおとなしく従順になり、現在では家事も出来るペットとして一般家庭でごく普通に飼われる
ようになっていた。ウィラードという平和な田舎町に暮らす友だちのいない少年ティミー。
彼の家でも、完璧主義の母ヘレンが世間体を気にしてゾンビを飼うことに。最初はゾンビに関心のなかった
ティミーだったが、ある日いじめっ子から守ってくれたのをきっかけに友情が芽生え始める。
そのゾンビをファイドと名付け、少しずつ心を通わせていくティミーだったが…。
本国イギリスで大ヒットし、アメリカでも評判を呼んだ日本劇場未公開の本格ゾンビ・パロディ映画。
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を下敷きに、大人になり切れないダメ男の恋の行方と生き残りを
懸けた戦いを、リアルな心情描写を織り交ぜつつ描く。
ロンドンに暮らすショーンは、いい歳して人生の目標や目的を持たぬまま、親友のエドとパブに入り浸るばかりの
冴えない毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。
このままではいけないと自覚したショーンは、リズとヨリを戻すため、これまでのだらしない生活を改めようと決意する。
ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、街にはゾンビが溢れ、
生きた人間を次々と襲っていたのだった…。